
西・中央アフリカで少女の胸を無理やり潰す風習が残っています。
「ブレスト・アイロニング」と呼ばれるものであり、熱した石をそのまま胸に押し付けるという粗雑なやり方で行われます。
今回のテーマはアフリカの少女に関する奇習です。
なぜ乳房が潰されるのか
カメルーンやギニアなどのアフリカ西部、中央で今も残っている「ブレスト・アイロニング」。
なぜ胸が焼きつぶされるのか、一説によると母親が自分の娘を強姦から守るためだといいます。
胸が膨らんでいることが男性への性的アプローチになり、性的興奮を引き起こす、つまり胸が平らだったら強姦などの性的被害から逃れることができる。これが理由です。
カメルーンでは10代の少女のレイプ被害による妊娠が社会問題となっています。
施術方法は石を釜戸の火で熱して高温にし、それを乳房に押し付けてこすり、次に叩きながら徐々に平らにするというもの。
これを1年間繰り返します。
もちろん少女の肉体的苦痛は半端ではありません。簡単に想像できます。
施術を行うのは母親や祖母です。
自分の子供を強姦から守るため、つまり人生を守るために行っているという親心があり、後悔はみじんもないといいます。

画像:YOUTUBE
施術で使用する石を焼いてる様子です。

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焼かれて高温になった石です。これを少女の胸に押し当てます。

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施術後の少女の様子です。胸が薄くなっているのがわかります。
このブレスト・アイロニング、4人に1人は経験すると言われており、国連の調べによると今までに380万の少女が犠牲になりました。
施術を行う人は言うまでもなく医学の知識はありません。
そのため乳ガンなどの発生率が高くなるといわれ、病気の原因になるとのこと。
もちろん素人の施術なので傷痕は一生残ります。
このブレスト・アイロニングから逃れるため家出をする少女が後を絶たないといいますが、目的地は彼氏の家だったりするので逆に早すぎる出産の原因にもなっています。
女性器をカミソリで削ぎ落とされる風習【女子割礼】
さらにアフリカには「女子割礼:じょしかつれい」という風習も存在します。
少女が手足を押さえつけられて女性器をカミソリで削ぎ落されるという奇習。
女性器の一部のみ除去される場合と生殖器全部を取られる場合があるといいます。
イスラムの慣習によると生後8日目で手術を行うのが望ましいと考えられていて、遅くても生理が始まる前だと言われています。

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手術が終わった後の様子です。暴れないように手足を固定させられている様子がうかがえます。
2000年前から行われていたこの割礼ですが、そもそもなぜこんなことをするのか。
実は聖書にもコーランにも割礼を義務付けることはいっさい書かれていません。
ですが、この風習は成人になるための儀式とされていたり、結婚をするための条件であったり、また女性器を切除することによって性感が鈍くなり性欲をコントロールさせるためだと言われています。
さらには社会的に割礼を受けていない女性は欠陥品を見なされ結婚できないと言われています。
なので一人前の女性になるための儀式だということです。
これも同じく素人の手術なので問題が起こります。
HIVの感染、不妊、死産、さらには排尿時、性行為時に激痛が走るなど、健康面で大きな影響が出てしまい普通の社会生活ができなくなるケースが多いそうです。
年間に約200万人、1日に約5000人ほどの少女が性器を切除されていて、現在では国際社会的に女性への虐待などの意見があり議論の対象になっています。