【歯医者】の4分の1が年収【200万以下】という実態に迫る
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歯医者と聞くとお金を稼いでいるというイメージがあると思います。

開業医となれば少なくても会社員の何倍もの収入があるのでは?と。

しかし現実はそうではありませんでした。

厳しい競争社会であり廃業に追い込まれる歯医者が急増しているのが事実。

歯科医院の廃業は15年の65件、16年には168件、17年には144件となっています。

 

 

歯医者はコンビニの数より多い?

意外と知られていないのですが、全国のコンビニの数より歯医者の数のほうが多いという事実。

2017年の時点でコンビニの数は約5万5千店舗

それに対して歯科医院の数は全国で増え続け、6万9千施設に達しました。(厚生労働省の医療施設動態調査による)

ちなみに全国の歯科医は約10万人。

なぜ歯科医がこれほどまで増えたのか、それは医師を養成する医学部の店員9000人に対し、歯学部の店員が占める割合が4分の1の2500人。そもそも歯学部の人気が衰えないのと、歯医者のたまごが多すぎるとのこと。

大学卒業後の進路も狭く、総合病院や大学病院で歯科があるのはごくわずか。

つまり就職の枠が少なく、ほとんどの卒業生は開業医の道を進むことになります。

 

歯医者の年収はどれくらい?200万以下?

バブル期の歯医者の年収は2000万を超える人が多く、高級外車所有が当たり前の時代だったが、今現在はどうなのか。

歯科開業医の稼ぐ金額の平均は1か月当たり120万円程度であり、これを歯科医1人当たりの平均年収に直すと約737万円になるが、実は4分の1が年収200万以下だという。近年、歯医者が増え続け、競争が激化した結果であり、需要と供給が釣り合ってない状態です。

開業時に購入した医療機器のローンの返済から人件費、テナント代(家賃)などの出費がかさみ、さらには近くの歯科医と患者の奪い合い戦争になり、患者数を増やすのが困難な時代に。

少しでも悪評が立てば一瞬で近所に噂が広がり患者数は減ります。

この厳しい情勢の中で次第に歯科医の収入は下がっていきました。

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ぼったくりの歯医者は存在するのか

これはあくまでも都市伝説的なことなのですが、保険点数を稼ぐために抜く必要のない歯を抜いたりする歯医者が存在するといいます。

また、保険の効かない治療はお金になるため、高額のインプラント治療に誘導したりするケースがあるという。

ちなみに保険対象外のインプラント治療は、1本あたり20万~50万円ほど。人気のある歯医者では1日で保険診療の1カ月分以上の売り上げがあるという。インプラント治療は儲かるらしいです。

患者は専門家ではないので医師に言われるままに従うことになるが、もちろん納得いかない人がほとんどだと思います。

 

国の対策はどうなるか

2010年の調査で歯科医師数が10万人を突破し、急速に増え続けているため国は放ってはいません。

どんな対策を取っているのかというと、国公私立大学で入試の合格率の数字を上げる対策をして入学定員を減らし、国家試験の難易度を上げてきました。

歯科医師国家試験は2003年の合格率91%がピークであったが、ここ数年間の合格率は63~65%で落ち着いてきているそうです。

 

歯科大学の入試合格の幅を狭めることによって歯科医の人口が減ると共に、優秀な人だけ入学でき、歯科医師の質も向上させようという狙いがあるように思えます。

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