
日本人の嫌いな数字である「4」、次に「9」、あまり好んでこの数字を選ぶ人はいないと思いますが、そもそもなぜこの不吉な数字である忌み数(いみかず)が生まれたのか、この謎を解明してみようと思います。
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忌み数の4と9の謎
漢字を使う国では、四(し)は死と同じ発音をするため、不吉な数字とされています。
この四を避ける考えが強くなったのは戦国時代だと言われていて、戦いでいつ自分が死ぬかもわからない毎日の中で自然と武士達は縁起の悪い四を避けるようになったといいます。
日本の伝統的な食事のメニューを一汁三菜(いちじゅうさんさい)と言いますよね。
1と3が使われているのは不吉な4を避けるためです。
また結婚式などの冠婚葬祭でも4の日は避ける傾向があります。
アパートやマンションでも104号室のように4の付く部屋は設置しない不動産が多いです。
※ちなみに私が以前住んでいた4階建てのマンションは104号室、204号室、304号室、404号室が欠番になっていました。
さらに、「49」は「死苦」、「42」は「死に」を連想させるのでこれもまた不吉とされています。
このように昔の人は簡単に死んでしまう時代に生きていたからこそ、この風習が今現代に伝わっているのだと思います。
13は縁起の悪い数字ではなかった
キリスト教の国では「13」が不吉であるとされていますが、実はそんなことは事実無根だといいます。
13が不吉とされた理由は2つ。
①イエスを裏切ったユダが13番目の弟子だった(×)
⇒聖書にはユダは12人の弟子の1人と書かれています。
②イエスが処刑されたのが13日の金曜日だった(×)
⇒聖書にはイエスが処刑された日について記述がない。
このように13の迷信はデタラメだったということです。
アメリカで映画「13日の金曜日」がヒットしたため、13に対して神経質になってしまったのかもしれません。
※日本では13は不吉な数字ではなく、まったく関係がありませんのでご心配なく。