
日本人が日常で参拝しに訪れる神社。
お祭りや初詣時に足を運ぶ人が多いと思いますが、実はそこには守らなければいけないルールが存在します。
神社というのは神の住まいなので、境内のルールを守らないと祟られるとも言われています。
なので、この記事の情報を知っておいていただきたいです。
鳥居の謎
神社の入り口に必ずある鳥居。
鳥居をくぐったら、参拝は始まっているので、まず神様に向かって一礼しないといけません。これを一揖(いちゆう)といいます。
そしてこのゲートをくぐることにより、けがれが祓われると言われています。
次に、本殿に向かって歩いている途中に絶対に本殿に背を向けていけません。
神様に対して背を向けるというのは失礼なことであり、災いが降りかかるという。(これは注意していただきたいです)
そもそもこの鳥居というものは起源がよくわかっておらず、謎だらけの存在ですが、現時点で私の手元にある情報を書きます。
・今の形の鳥居が作られたのは8世紀ころ(奈良時代~平安時代)で、神様の世界と人間の世界を分断するために作られたと言われる。
・古代の日本人には山岳信仰(山に神様が存在しているという考え方)があったので、山の中に鳥居があるのはその所以だという。
・鳥居という名称の由来は神の使いの鳥がとまる場所、という考え方もある。
参道の真ん中は歩いてはいけない
鳥居をくぐったら参道になるわけですが、この参道では真ん中を歩いてはいけないという言い伝えがあります。
それはなぜかというと、参道の中央部は霊道と言われ、神様の通り道であるからです。
つまり真ん中を歩くということは神様の邪魔をしていることになり、祟られるというもの。
そしてこの霊道沿いにあるお店は栄えるという話もあります。
霊が通るから悪い気が入って繁盛しないのでは?と思ってしまいますが、霊道を通る霊というのは成仏をするために通るのであって、悪い霊ではないということです。逆に良い気も入るため栄える傾向があるわけです。
たしかに、原宿に表参道という通りがありますが、あそこに構えるお店って世界一流のブランドものばかりですよね。(表参道はもともとは明治神宮につながる参道です。今現在は霊道と言えるのかは微妙ですが)
たとえば、ルイヴィトン、グッチ、ブルガリ、クリスチャン・ディオールなど、海外のセレブや芸能人もご用達の店ばかりです。
私もたまに表参道に買い物に行きますが、とにかくあの通りは賑わっています。
ということで、、、この説は否定できないかと思います。
賽銭箱の秘密
神社に参拝をしに行った人が必ずお金を投げ入れる賽銭箱、もともとは神様に対して豊作の感謝の気持ちとして食べ物が供えられていましたが、時代が変わって金銭に変化していったとのこと。
そしてお金を投げ入れることは厄をはらう効果があるという。神のご利益を受けれるため精神安定には必須の存在である。
賽銭の金額には良いとされる5円、良いご縁がありますようにと縁起のいい数字であるとされていますが、他にも縁起のいい数字があります。
■5円玉が2枚⇒重ね重ねご縁がありますように
■5円玉が4枚⇒良いご縁がありますように
■5円玉が25枚(125円)⇒十二分にご縁がありますように
次に、絶対に投げてはいけない数字です。
■5円玉が13枚(65円)⇒ろくなご縁にあわない
■5円玉が15枚(75円)⇒泣くようなご縁にあってしまう
■5円玉が19枚(95円)⇒苦しいご縁にあう
となってしまうので注意していただきたい。
※ちなみに私はできる限りの自分の精一杯の金額を投げ入れます(500円くらいです)
祟られない参拝の仕方
本殿に参拝をする前に身を清めないといけません。
鳥居をくぐることにより祓われると書きましたが、それではまだ足りないので、手水舎(ちょうずや)というものが設置されています。
これです。誰もが見たことのある手水舎ですが、スルーして本殿に行ってしまう人、多いのでは。
汚い手で参拝するのはマナー違反なため、必ずここで身を清めましょう。
まずはじめに左手を洗い次に右手を洗う、そして口をゆすいで、最後に柄杓を元の位置に戻して終わりです。
本殿に到着したらまず、一礼して鈴を鳴らします。この鈴を鳴らすことによって神様が呼び出されるということです。
次はみなさんも知っている通り、二礼二拍一礼です。
神の御利益を受けに行ったのに逆に祟られるのは本意ではないと思います。
なので、しっかりとルールを守って参拝していただきたいです。