日本にも【乱婚】の風習が存在した
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集団の男女が複数の異性と性的関係を持つ乱婚という風習があります。

男の嫁は複数、女も夫は複数の多夫多妻制と言われるものです。

この婚姻制度が原始時代には一般的でした。

さらには乱交夜這いの文化も日本には存在しました。

今回のテーマは「日本の男女に関する風習」です。

 

原始時代に【乱婚】はすでに始まっていた

ヒトに進化して間もない原始時代のころ、今現代の家族制度(夫婦関係)というものは存在していなく乱婚があたりまえでした。

なぜ乱婚制度が一般的だったかというと、当時は医療というものはなく子供がささいな事で死んでいたため、少しでも多く子供を産むことが求められました。

確実に遺伝子をつないで子孫を残すためにはとにかく子供を産まなければなりません。

そこに男と女の感情的なつながりはありませんでした。

 

旧人のネアンデルタール人をはじめ、縄文時代の日本も乱婚だったという説があります。

現代のチンパンジーにも乱婚が確認されています。

ですが、文明が進化するにつれて【原始→中世→近代】、結婚制度も【乱婚→一夫多妻婚→一夫一妻婚】と進化しました。

これは現代でいう嫁の所有権という概念が強くなり、また集団の秩序ができあがったためだと考えられています。

 

昭和まで【乱交】の風習があった

実は日本には乱婚ではなく【乱交】の風習が農村部、漁村部で行われていたらしいです。

今現在では確認されていませんが、この乱交は昭和まで行われていました。

盆踊りなどのお祭りのときにお酒を飲み、夜は男女が同じ場所に泊まり乱交を行うという、これは村人にとっては大イベントだったらしいです。

この盆踊りは男女の出会いの場であるとともに、一時的な肉体関係を求める人の出会いの場だったそうです。

妊娠した子供が誰の子供かわからなくなるわけですが、村の共同体の子供として村の人に育てられるため問題にはならなりませんでした。

 

奈良時代に行われていた【歌垣】(うたがき)と呼ばれる風習もその一つです。

男女が特定の場所に集まって飲食し、求愛の歌をかけながら相手を探すというもの。

時には乱交にまで発展したそうです。

お盆などの神様が降りてくるときは乱交は歓迎され、ここで妊娠した子供はたくましく育つと考えられていました。

奈良時代の男女の交流を目的とした歌垣の様子です。

 

 

 

では、今現在日本で乱交の風習が残っている地域はあるのか?

 

実は今でも怪しげな都市伝説はあります。

東北地方の古い風習が残っている旧家では、嫁いだ女性は夫の兄弟や父親とも体の関係を持たなければならない・・・という。

基本的に嫁を抱けるのは旦那さんだけですが、これは今の常識であり昔は違ったのでしょうか。

 

もうひとつこんな話もあります。

民俗学を研究している大学生が中部地方の山奥の農村にお祭りの調査をしに行ったところ、夜になると怪しげな宴会が始まり、そこで乱交が行われたという。

その大学生の男性まで巻き込まれたという話もあります。

 

実際に現在でもこういった乱交の風習が続いてる地域があるかもしれません。

 

 

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日本に古くから伝わる【夜這い】の風習とは

夜にこっそりと女性の家を訪れ体の関係を求める風習が日本に存在しました。

これは「夜這い:よばい」といわれています。(昔の正式な求婚方法です)

語源は男性が女性を呼ぶ→呼ぼう→夜這いから来ています。

驚くことに対象とされていた女性の年齢は、最初の月経を終えた13歳、または15~16歳でした。

 

 

ですが、この夜這いは男性主体ではなく、主導権は女にあったと言われています。

男が誰でも好きな女と関係を持てるような甘いものではなく、最終的に男を選ぶのは女性側でした。

暗闇の中、女が相手が誰かを見極められるように男は柄の入った手ぬぐいを持参したといいます。

その手ぬぐいを見て相手を認識し、関係を持ちました。

もちろん、せっかく部屋に侵入したけど女性から断られることもあったそうです。

また、村によっては複数の異性と関係を持ってはいけない、相手を頻繁に変えてはいけないなどの夜這いのルールがありました。

 

今現在で夜這いの風習が残っている地域はあるのか?と思いますが、おそらくないと思います。

夜這いが残っていた地域があったらしいのですが、徐々に悪習ではないかとされ廃れていきました。

今では立派な犯罪となるのでやる人もいないのでは、と思います。

 

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