赤軍によって乗っ取られた日本航空351便【よど号ハイジャック事件】
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1970年3月、日本航空の旅客機が富士山上空でハイジャックされました。

共産主義革命を目指す赤軍が北朝鮮へ亡命をするため乗っ取ったこの事件。

ですが、北へ亡命するまでには長い攻防戦がありました。

今回はこの「よど号ハイジャック事件」をまとめてみました。

 

事件概要

1970年3月31日、羽田空港を離陸して福岡空港に向かっていた日本航空351便が富士山上空を飛行中の午前7時33分に凶器(日本刀、拳銃、爆弾)を持った9人の男たちによって乗っ取られました。

彼らは日本で軍事革命を起こそうとしていた「共産主義者同盟赤軍派」といわれるメンバーです。省略して「赤軍」と呼ばれます。

共産主義国家である北朝鮮で革命の準備をするためにハイジャックをしました。

結果的に彼らは北朝鮮への亡命は達成しましたが、北に到着するまで3日かかります。

 

赤軍とは何?

赤軍とは簡単にいうと、1970年代に活動していた日本の左翼グループのことです。

彼らは自分たちの力で世の中を思い通りの国に変えていこうという考え方がありました。

 

ではどんな国に変えたかったのか?答え⇒日本を共産主義国家にしたかったのです。

 

日本は太平洋戦争で敗戦し、その後のアメリカ主導のもと(GHQ)で日本はガラリと変えられました。

軍事国家から民主主義国家、資本主義国家へと日本は移行します。

この赤軍というのは資本主義国家を嫌っていました。

 

資本主義国家とは?⇒個人が自由にお金儲けができる経済システムです。(一部の人はお金持ちになるが、ほとんどの人は普通もしくはそれ以下の生活になる)

自由に経済活動ができる反面、経営者と労働者の間に貧富の差が生まれます。

つまり、平等ではありません

 

すると赤軍のメンバーは日本はもっと平等な社会であるべきだ!と考えます。

みんな給料も同じ、労働量も同じ、人間はみな同じラインに立つべきだと。

これが共産主義国家です。

共産主義国家とは?⇒国民は政府の支持にしたがって労働をします。そして国はその対価として給料を国民に平等に分配するシステム。

もっとわかりやすくいうと、働いて得た国からの給料は国民全員同じ、つまり貧富の差が生じない⇒平等である。

 

赤軍はこの共産主義思想を世界に広めようとしました。

そのために共産主義国家である北朝鮮への亡命を計画します。

 

※ちなみに私が通っていた大学にも左翼過激派グループが存在しました。ヘルメットをかぶっていて見た目が怖かった記憶があります。

 

 

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飛行機をハイジャックしたが到着した空港は韓国だった

飛行機を乗っ取った犯人らはまず操縦室に侵入し、北朝鮮へ向かうことを要求します。

しかし操縦士は北朝鮮に到着するまでの燃料が不足しているという嘘をつきます。(実際には平壌まで行くことは可能だった)

次に給油の目的で福岡の空港へ着陸することを認められます。

ここの空港で子供、女性、高齢者を含む人質23人が解放されました。

 

そして午後1時59分、飛行機は北朝鮮へ向かって離陸しますが、ここでも抵抗が見られます。

朝鮮半島の東側を飛行していたところ、謎の戦闘機が現れます。

 

機長が確認するとその戦闘機のパイロットは親指を下に向けて降下のサインを出していました。

その後よど号に対し「こちら平壌進入管制」との無線が入りますが、これは北朝鮮には向かわせまいとする韓国の仕掛けた罠でした。

つまり謎の戦闘機は韓国政府のものだったということです。

犯人グループは英語も朝鮮語も理解できなかったので機長らのやりとりにまったく気づかなかったという。

 

そしてよど号は韓国の金浦空港に着陸します。

 

待ち構えていた韓国軍の兵士はわざと北朝鮮人民軍の軍服を着て「平壌歓迎」のプラカードを揚げていました。(偽装工作)

しかし犯人グループはこの偽装工作にはだまされませんでした。

外にはシェル石油のトラック、アメリカの航空機、ラジオをつけたらジャスやロックが流れるなど、共産主義国家の北朝鮮にはあるはずのないモノばかり。

 

犯人グループはここは北朝鮮ではなく韓国であると確信します

 

飛行機は北朝鮮へ向かうことに(山村が人質の身代わりとなる)

韓国政府は特殊部隊の投入を計画するが、人質の身の安全を考慮した日本政府の要望で断念しました。

結局、山村新治郎(運輸政務次官)が乗客の身代わりとして人質になることで犯人グループと合意します。

 

そして、よど号は北朝鮮へ向けて離陸します。1時間15分後に北朝鮮へ着陸。

 

対応した北朝鮮政府は犯人グループに武装解除を求めたため、武器を置いて外へ出ました。

のちにその武器(日本刀、拳銃、爆弾)は玩具だったということが判明。

 

北朝鮮は犯人グループの亡命を認め、乗員と山村は日本へ送り返されました。

 

よど号メンバーはその後どうなったか

気になるのは犯人グループの行方。その後、北でどうなったのか。

犯人グループが北朝鮮に渡った理由は、北を世界革命の軍事基地にすることでしたが、逆に北朝鮮当局に洗脳されてしまい、日本人拉致事件に協力させられました。

国際指名手配されている犯人グループ(よど号メンバー)9人のうち、8名は北朝鮮で日本人と結婚したそうです。

今現在彼らが北でどんな仕事に就いて、どんな生活を送っているかは不明です。

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