
17世紀ごろ、アフリカにアンゴラ帝国という国がありました。
そこに君臨していた凶暴なジンガ女王は600人を虐殺したという。
しかもその殺し方は現代では考えられないものであった。
今回のテーマはジンガ女王です。
粉挽き機で600人を殺したジンガ女王
当時、アフリカのアンゴラ帝国は奴隷貿易を求めるポルトガルの侵攻に悩まされていました。
ジンガはヨーロッパの文化を受け入れて国を脅威から守るために自らキリスト教に改宗するなどし、最終的にポルトガルと和解を成立させ聡明な女性であったという。
アンゴラでは英雄とされていたが、彼女は歴史に残るほどの悪女でもありました。
ジンガ女王の画像
視察に訪れていたある村で住民の行いに腹を立て600人の村人全員を牢屋に閉じ込めてしまいます。
次に彼女は何をしたかというと、全員を裸にし巨大な石でできた粉挽き機の中に1人ずつ落としすり潰して殺してしまいます。
辺りにはすさまじいほどの悲鳴が響き、粉々になるまでに半日かかったという。
さらには殺した村人の血を若返りの薬として飲みました。
彼女の異常な性格はそれだけではありませんでした。
自分の好みの男性を集めて自分に奉仕させるわけですが、牢屋に入れられていた男たちに殺し合いをさせ、勝ち抜いた男を息絶えるまでムチで叩いたという。
それだけではなく、刃物で皮膚を切り裂いたとも言われています。
血を見ると性的に興奮するという異常な性欲がありました。
そして自分の欲が満たされると容赦なく男たちを殺します。
夜の生活のほうも同じく男同士で殺し合いをさせて生き残った人が彼女と性行為をするわけですが、男は行為の最中も痛めつけられます。
噛まれたり、爪でひっかかれたり、体は血だらけになるわけですが、苦しんでいる男の表情を見ることに興奮していました。
しばらく夜の相手をさせられた男は最後に殺されたといいます。
殺された男たちはジンガ女王の食肉となります。つまりカニバリズムである。(人間が人間の肉を食べること)
彼女は柔らかい子供の肉が大好物だったそうで、2日で130人の子供の肉を食べたこともあるそうです。
血を好んで650人もの女性を殺したエリザベート
次に紹介するのは女王ではありませんが、ハンガリー王国の貴族であったエリザベート(1560年~1614年)という人物です。
ハンガリーの歴史に残るほど残酷なことした女性であり、「吸血鬼伝説」のある人物です。
なぜ吸血鬼なのか?⇒女の血を好んでいたからです。
画像:Wikipedia
エリザベートの画像です。
オスマン帝国との戦争により夫は留守がちになっていて、その間に彼女は多くの愛人と関係をもち、女性としての美貌を保っていました。
ここで大事なのは彼女は美に対して過敏だったという事。
ある日彼女は貴族に付き従っていた女性に体罰を与えたところ、血が飛び散りエリザベートの手の甲にかかります。その血をふき取ったところその部分の肌がきれいになったという。
ここから彼女は「処女の血は女性を美しくする」という妄想に発展させていきます。
侍女と近隣に住んでる若い女を誘拐して「鉄の処女」という拷問器具で殺しその血を浴び、浴槽に生血を入れて湯に浸かっていたという。
画像:Wikipedia
拷問器具「鉄の処女」の画像です。中に人を閉じ込めて外から鉄のトゲを刺して死に至らしめるというものです。
さらには刃物で女性の性器や膣を切り取りそれを見て興奮するという異常な性癖をもっていました。
噛みついて肉を食べたという記録もあります。
この時点でおわかりの通り彼女は同性愛者でした。
1610年に娘の1人が恐怖に耐えられなくなり脱走します。
そのことにより事件が発覚し捜査が入ったところ、城のいたるところに遺体が発見されついに彼女は逮捕されてしまいます。(衰弱しきった女性も見つかったという)
被害者の数は650人。
彼女は幽閉されてしまい牢屋で生涯を終えました。